わかんなーい。のは、考える努力をやめたことの表明では?
わかんない!
という言葉は、よく聞きます。
子どもがよく使います。
でも、大人もすごく使っています。
これは、わからない、のではなく、考える努力をやめた、状態のような気がします。
子ども達のなかで、「わかんない!」をよく使う子は、
たいてい、親が過干渉です。
子どもがなにかしようとしても、口出ししまくる親がそばにいると、
子どもは、自分で判断して、怒られたり文句言われるくらいなら、
全部指示に従った方が、嫌な思いをしなくてすむ、ことを学んでしまいます。
その経験のままに大人になった人達は、考える力を失っています。
わかんない。ことは、あんまりないです。
大人の「わからない」は、どうしていいのかわからない、何をすればいいのかわからない、
ということが多いですが、それは、脳内シミュレーションでだいたい解決します。
こうしたら、どうなるかな?を考えればいいだけです。
そのなかで、投資対効果が大きいことを優先すると、すべきことは明確です。
どうなるのかがわからない?
だとしたら、なにを怯えるの?
どうも、うまくいかない気がする?
うまくいかない、というのはどういう状態?
具体的に、どんな不利益が生じるの?
たいていの場合は、根拠のない憶測の情報に基づいて不安になっています。
「成績が悪いと、大変なことになる」
「いい学校に行かないと、大変なことになる」
「不登校だと、大変なことになる。」
「正社員じゃないと、大変なことになる。」
「大企業じゃないと、大変なことになる。」
いずれも、根拠のない、憶測の情報です。
だれかが、不安をあおって、学歴を売りつけようとしてるだけかも。
不安は、不安がってると、増大します。
でも、なぜ不安なのかを考えて、対策したら、安心できます。
大事なのは、考えることです。